藤袴の案内看板ができました。
藤袴「フジバカマ」は10月にアサギマダラという渡り蝶がやってきます。
アサギマダラは、日本から台湾、中国本土まで約2000km以上も飛来する
という記録がある蝶です。
その記録も素晴らしいですが、蝶の姿に魅力を感じている方も
多くいらっしゃるのではないでしょうか?
浅葱色と黒のまだら模様。
それは美しく一度見たら、これが「アサギマダラ」だと記憶に残ることでしょう。
さらに、不思議な魅力な点が「フジバカマ」は毒素があり、
アサギマダラ以外の蝶は吸蜜をしません。
そう、好んでフジバカマの蜜を吸っているのです。
そして、フジバカマは秋の七草の1つとして親しまれています。
その歴史は古く、万葉の昔から日本人に親しまれています。
巻8 1538「萩の花 尾花葛花 なでしこの花 女郎花 また藤袴 朝顔の花」山上憶良
フジバカマを詠んだ万葉集はこの1首だけです。
今秋、フジバカマが開花したらアサギマダラとこの1首と共に
古の方との思いに触れてみてはいかがでしょうか?
実は職員の手書き看板です
巻8 1538 の歌碑